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北海道議会第一定例道議会農業振興 [北海道議会]

北海道議会第一定例道議会農業振興
河合清秀は3月10日北海道議会で一般質問しました。

今日はそのうち農業振興についての質問質問についてお知らせします。難病支援ウイルス性肝炎支援、自治体病院支援については昨日のブログをご覧下さい。

○ 耕作放棄地の活用について
 農業者の高齢化、さらに農業経営を継続できない数々の事情から、数々の先人が苦労して切り開いた農地が不作付地や耕作放棄地とされている田畑がこの北海道にも数々存在しています。
 2,005年の農林業センサスによりますと、本道の耕作放棄地面積は、1万9460haでありますので、耕作放棄地率は2.0%となっています。
 農地は、農業生産・経営にとって不可欠な資源です。北海道において、耕作放棄地並びに不作付地をなくし農地を保全することは、これからの北海道の発展に大きな影響を与えます。さらに、農業発展と地域集落の存続にとっても必要不可欠な事項です。
 私は、これら耕作放棄地の解消のためには、地域の実態やその発生要因を明確にして、地域の実情に応じた効果的な発生防止と活用策を講じることが重要と考えております。
 道として、耕作放棄地の活用こ向けて、今後、どのように取り組んでいく考えなのか見解を伺いました。

一.農産物の海外輸出について。

 国は2013年までに我が国農林水産物・食品の輸出額を1兆円規模とすることを目指として、品目別のきめ細かな輸出支援、等を重点的に取り組むとしています。
 北海道も農水産物を海外輸出を進めており、LL牛乳、長いも、天然物のサケ・ホタテ等や、鮮度の良いスケトウダラ、また干しナマコ等が輸出されています。
 日本からの輸出量は対2002年比米が244%リンゴが301%と飛躍的に拡大している。
 今、台湾・香港・や東アジアで食の北海道ブームが起きていると言われています。
 北海道で生産された食材がおいしくて安心安全な食材として多くの東アジアの人たちに好評を得ている、中には北海道と名前が付いているだけでも売れると言うことでニセモノまで出ていると聞いています。
 これからの北海道の農業を考えていく上では、海外に農産物を海外に売り込んでいくことも重要な方策と考えます。
 そこで、

1.北海道輸出農産品目について

北海道は昨年12月に策定した新・北海道総合計画で道産食品の輸出目標を490億円にするとの指標を設定していますがその中では特に北海道としてどのような農産物を輸出していこうとしているのか見解を聞きました。

2.北海道産米の輸出について伺いました。
 我が国の米の輸出先は台湾を中心に大きく伸びています。さらに中国向け米輸出は6月下旬、4年ぶりに再開し北京、上海の両都市で販売、店頭価格は新潟産「コシヒカリ」が2キロ約3000円、宮城産「ひとりぼれ」が約2800円で中国内で一般的に売られている米よりかなり割高だったが、好評だったと言う報道です。
 コメ消費量は年間約二億トンとみられます。中国産の十倍以上の値段だが、安全でおいしければ高価格をいとわない富裕層も増えています。
 日本の米の生産量で1,2位を争う北海道にとって米の販路拡大はこれからの北海道の農業にとって大きな課題です。そこで北海道のブランド力が高まっている現在、北海道の農産物米を売り出す絶好のチャンスと考えます。
 そこで
 中国への北海道の米輸出に当たっては、精米工場の指定などの検疫条件を含め、様々な課題があると承知していますが、本道稲作の振興のためには、大きな需要が見込まれる中国の輸出に向けて、国内の他地域に遅れることのないよう取り組んでいく必要があると考えます。道として、中国への輸出について、どのように考えているのか、見解を聞きました。


3.北海道ブランドを守るという観点から伺いました。
 北海道という名称が新鮮、おいしい、安全安心のブランドとして広く東アジアや東南アジアに広く浸透していると報道されています。北海道の商品を扱っていないのに北海道産とか北海道直送として各国において北海道の名称を使用している事例もあるとの報道もあります。北海道として北海道の銘柄米や重要農産物の商標登録についても考えて行くべきと思い質問しました。

4.生産調整枠外で輸出目的米を作付けへ
 輸出用の米の生産については、国内流通用ではなく専ら海外に輸出するものであるので、全国的な米の生産調整、生産数量目標の枠外での生産が可能となり営農意欲も向上すると考えます。現行で問題がある場合は特区制度を活用して生産数量目標の枠外の生産を可能にすべきと考え質問しました。


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